eBay物販で売れやすいのは《中古品》

前回の記事でも触れた通り、eBayで日本人セラーが海外に向けて販売をする場合は、新品より中古品の方が売れやすい傾向にあります。

安価な中古品でも日本のものは状態が良いものが多いため、日本の中古品市場は海外から注目されているのです。

そのため、eBay物販においては、まずは中古品を中心に出品していくことがおすすめです。

中古品販売には様々な注意点がある

eBay物販で中古品を販売する際にはいくつか注意しなければならないことがあります。

本稿ではその注意点について詳しく解説していきます。

eBay物販で安全に稼ぐため、気をつけるべきことを一緒に学んでいきましょう。

《注意点その１》中古品を転売する際は古物商許可を取る

転売目的で中古品を購入し、販売する際には、古物商許可を取得する必要があります。

古物商許可とは、事業として中古品の売買を行う際に必要な営業許可です。

法人はもちろん、個人であっても中古品転売は事業なので、古物商許可が必要になります。

もし無許可で中古品転売をおこなった場合、懲役3年以下または100万円以下の罰金刑が科される可能性があります。

eBay物販を始める際は必ず申請をし、許可を取るようにしましょう。

古物商許可の取得方法

古物商許可の取得申請は警察署でおこないます。

申請の際は、住民票・身分証明書・登記事項証明書など各種書類の用意や、申請条件の確認などが必要です。

申請後、取得までに1ヶ月半〜2ヶ月程度の期間を要するので、eBay物販を始めると決めたらなるべく早めに申請しておきましょう。

《注意点その２》違法な商品を出品しない

法律に違反する商品を出品することのないように心がけましょう。

例えば、偽ブランド品や盗品などは、当然ながら出品してはいけません。

偽ブランド品については正規品と謳って販売されている場合もあるため、十分に注意する必要があります。

特に、フリマサイトなどで定価より極端に安く販売されているものは偽造品である可能性が高く、危険です。

どうしてもフリマサイトでブランド品を仕入れたい場合は、鑑定済みのものや、保証書やレシートなどが付属していて、入手経路がはっきりしているものなどを選ぶようにしましょう。

また、eBay物販で海外輸出をおこなう場合は、日本だけでなく輸出先の国の法律にも気をつけるようにしてください。

違法な商品を出品した場合、アカウントが停止される可能性があります。

不明点があれば逐次確認し、必ず法律に則った商品を取り扱うようにしましょう。

《注意点その３》eBayが販売を禁止している商品を出品しない

法律と同様に、eBayの規約も遵守する必要があります。

eBayには独自に販売を禁止している商品リストがあります。

例えば、医薬品や武器、成人向け商品などは、eBayで販売することができません。

これらのリストは事前に確認し、禁止商品を出品しないように注意しましょう。

《注意点その４》商品の状態が伝わる画像と説明文をつける

中古品を販売する際には、商品の状態を正確に伝えることが重要です。

鮮明で商品の状態が分かりやすい画像を複数枚用意し、詳細な説明文を添えましょう。

そうすることで購入者に安心感を与え、購入される確率を上げることができます。

また、販売後にクレームを受けるなどのトラブルを防ぐことにも繋がります。

《注意点その５》市場を調査して適正な価格を設定する

適正な価格設定は販売成功の鍵です。

過度に高い価格はもちろん、安すぎる価格も売れる確率を下げてしまうことに繋がります。

市場調査を行い、競合セラーの価格を参考にしながら、商品に適した価格を設定するようにしましょう。

《注意点その６》怪しいところから商品を仕入れない

仕入れ先の信頼性にも注意しましょう。

素性が不明確な販売者から商品を仕入れると、トラブルに巻き込まれる可能性が格段に上がります。

例えば、購入したのに商品が届かない、偽造品が届く、商品の状態が説明と違うなどのトラブルが考えられます。

個人間の取引や、出所のわからないECサイトでの仕入れは避けるのが無難でしょう。

基本的に個人間取引となるフリマサイトなどで商品を仕入れる場合には、本人確認が完了しているユーザーとのみ取引をするようにすると安心です。

まとめ

このように、eBayで中古品を販売する際には、気を付けなければならない事柄がいくつか存在します。

特に、古物商許可の取得や、法律・eBay規約の遵守については、それが為されなかった場合の影響が大きいため、必ずチェックするようにしましょう。

これからeBay物販を始められる方も、既に販売をされている方も、今回の記事をお読みいただいたことで、より安心してeBay物販に取り組むことができれば幸いです。

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